20140214高セシウムを継続して検出 福島

2014-02-14 17

高セシウムを継続して検出
東京電力福島第一原発で、これまでで最も高い濃度の放射性セシウムが検出された、観測用の井戸の地下水から、13日、さらに高い濃度の放射性セシウムが検出されました。
東京電力は、継続して高い濃度が検出されたこの井戸の近くに、汚染水が漏れた場所があるとみて調べています。
福島第一原発では、2号機の海側の観測用の井戸のひとつで、12日に採取した地下水から、これまででもっとも高い値の放射性セシウムが検出されました。
東京電力によりますと、同じ井戸で13日に採取した地下水を調べたところ、1リットルあたり、▽セシウム137が9万3000ベクレル、▽セシウム134が3万7000ベクレルと、いずれも前に日に比べておよそ1.7倍に上昇しました。
この井戸は、建屋から海側の地下に伸びる『トレンチ』と呼ばれるトンネルの近くに、新たに掘られたのもので、東京電力は、高い濃度が継続して検出されたこの井戸の近くに、汚染水が漏れた場所があるとみて調べています。
東京電力は、護岸沿いの地盤を固める工事や、地下水をくみ上げる対策を進めていて、「現時点で汚染された地下水の海への流出のおそれは低い」としています。
02月14日 13時14分